JR のような公共交通機関ではここが難しいところですが、喫煙者のお客さん
もいますし、強い嫌煙の方もいらっしゃいます。JRでは、新幹線でも
一般車両でも駅でも、基本的に分煙を実施してきましたが、最近は基本的に
禁煙の姿勢に転じつつあります。
たとえば、JR東日本では、これまでは駅に喫煙所をホームの端1箇所に
設置する、朝の通勤時間帯で禁煙タイムを実施する、ということをして
いました。在来線・新幹線共に原則として、指定席・自由席車両は禁煙し、
ただし指定席・自由席の各1両を喫煙号車として残していました。
ただ、このような措置をしても、どうしても受動喫煙の被害等をさけることが
できません。それで2007年から基本的に車両内の全面禁煙に踏み切ること
となりました。ただし、主要駅のホーム上に喫煙ルームを設置して、乗車・
降車時に喫煙が可能なような配慮を行っています。
2003年に健康増進法が施行となり、公共施設にあっては受動喫煙を防止する
ための努力義務が課せられるようになりました。
新幹線の列車という限られた空間では、禁煙席に空席がなくてやむを得ず
喫煙席に座る、とか、扉の開閉により禁煙車に煙が流入するなど、受動喫煙
がなくならないという実態があるためです。